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・日記
 ノーベル物理学賞を受賞した小柴博士の講演にいった。物理の話は殆どせず、財団の話ばかりしていた気がする。まあ、聴講者には小学校低学年以下の子とかいたし、物理の話はそうそうできないとは思うが(カミオカンデの話は少しした)。
 ここでまず学んだことは、質問の難しさ。講演の後、質問を受け付けていたのだが、前田は質問を思いつかなかった。質問は全部で三つ投げかけられていた。内容は、カミオカンデの光電子増倍管の感度はいくらか、小柴博士が物理を始めたのは何故か、人の心を掴むにはどうすればいいのか、というものだ。前田は、前二つの質問はつまらないと思った。


・理由
 宮部みゆきは関係がない。前項の質問が面白くなかった理由である(わざわざ項を分けた意味は、あまりない)。
 光電子増倍管の感度はいわずもがなだろう。機器のスペックなんざ自分で調べればいいだけで、誰かに訊くことに意味はないと思う。誰かに訊くということは、その人なりの答えを期待しなければ、つまり、主観を引き出さなければ、あまり意味がないと思うからだ。
 では、二つ目。物理を始めた理由の質問。これの回答は、小柴博士の主観によるものだろう。しかし面白くなかった。何故か?
 理由は、小柴博士が何者か、ということに由来する。
 小柴博士は物理学者だ。極論すれば、価値があるのは物理学上の功績のみである。その人間を訊いても、あまり意味がないのではないかと、前田はそう思うわけだ。


・読書
「ニューロマンサー/William Gibson」読書中。
 マトリクス空間の描写の面白さが分かりかけてきた。単語の組み合わせの妙だ。もしや、詩に使えるか?

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・出血サービス
 近所の電気屋で定価3000円のものが98円で売られていた。


・美味しんぼ
 連載初期の山岡士郎は、アゴがしゃくれてはいるが、かっこいいと思った。気に食わないこと(主に料理)となると、容赦なく噛み付いていく辺りとか。
 他のことは全然ダメなのに、ある一点に於いて素晴らしい能力を発揮する、というキャラ造詣は、定番だが、やはり良いものだと思う。サヴァン症候群の変形。


・購入録
「イエスタデイをうたって/冬目 景」を購入。
 先生! 人物の顔が変わってます!


・読書
 引き続き、「ニューロマンサー/William Gibson」を読んでいる。
 さて、再びよく解らなくなって参りました。サイバーパンクの世界の描写についていけず、そのまま、ストーリィも解らなくなってきているという有様。無念。
・日記
 ジャンルというものが存在する。呼び方は色々あるだろうが、つまりは、分類するための概念だ。データベース化であり、情報の選択を簡略化するものである。
 この方法以外でジャンルという概念を使用する場合、例えば、小説の評価を行う際など、注意が必要だ。どういうことかといえば、思考停止に陥る要因となるからである。ジャンルに区切ってしまうことで、安心するのだ。
 名前を付けるというのは考察ではない。考察の末に、名前が付くのである。この点、重々気をつけなければ、ジャンル決めという共同幻想の罠にはまる。


・小説新人賞
 とある新人賞の選考委員になる(予定の)人の話を聞いていた。その新人賞の締め切りだとか、対策の指針みたいなものとか。
「先生は、小説を読まれる際、一体、どういうところを読むのですか?」
「その小説が要求する読み方で読む」

 自分なりに考えてみた。
 一つ。小説は読み方を要求する。つまり、読者に何らかの指針を与えてくれる。よって、筆者は、その指針を埋め込まなくてはならない。簡単にいえば、ジャンル決めか。当然、罠にかからないようにしなければ。
 一つ。要求するものを埋め込んだら、それに従った魅力を追求しなければならない。何故なら、その点を最も重視した読まれ方をするからだ。
 これがつまり、小説の「核」というものなのだろうか?


・イエスタデイをうたって vol.5/冬目 景
 近所の本屋に売ってなかった……。
 昨日、四巻を確認したところ、発売が三年近く前だった。
 冬目先生……。


・立ち読み
「夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦」の冒頭2ページのみを立ち読みした。
 ああ、これはきっと面白いわ。最初の一文からガツンとやられたわけではないけど、すぐに面白いことを書いてきた。物語の始まりとして面白い(これからどうなっていくのか?とかいう類のもの)というよりも、短文の面白さ。「こいつ、面白いこと考えているな」というもの。blog的というべきか? こういう始まりもアリだ。
・食事療法
 夕食にして、かつ、明日の朝も食べようと思い、ホイコーローを多目に作った。キャベツ半玉、人参一本、鳥ムネ肉、ホイコーローの素、タマネギ、ニラ。
 材料費で700円以上かかっている。明らかに高い。しかも一回で食いきりそうになった。高すぎる。我慢して、冷蔵庫に封印。

 ただし、治療する対象は、ない。


・広告
 最近、無闇矢鱈と携帯に広告メールが届く。一晩で25件来た。
 この手のメールの文面を全て一人で考えるとすると、かなり難易度が高いだろう。一つのコンセプトからバリエーションを幾つも考え出すというのは、思いのほか難しい。
 そして、この手の能力は作家に要求されるものでもあるのだろう。


・思考
 ここに書くような思考をしていないな……。
・日記
 今、前田が住んでいる地域では選挙活動が行われている。まあ、うるさい。前田は政治に興味がないので尚更である(ダメな若者の一例)。
 選挙カーからは、リアルタイムで「○○をよろしくお願いします」といった文句が聞こえる。機械ではない。だから選挙カーに手を振ると、反応が返ってくる。融通が利くわけだ。
 融通が利くのは人間くらいしかいない。選挙活動に人間味を見た気がした。


・執筆
 アホらしいくらいに進まない。締め切りは5/1。ギギギ。


・物理
 天体の軌道を導こうとした。むずい(問題発言かもしれない)。ただ、一つの問題を睨み続けるという行為は久々だった。なかなか気分が良くなる。


・blog
 明らかに文章量が減っている。そういうときもある。やることは多いので、ここにかける時間も減るのだ。


・読書
「リーマン博士の大予想/Karl Sabbagh」読了。
 まあ、物語ではないし、終わった上での感想というのは特にない。なんとも創作の参考にしにくい本であった。ところどころに散文詩があるが、そのくらいだろうか。いや、別に散文詩は面白くなかったけど。
 数学はやはり、無意味なものであって欲しいとか、勝手なことを思った。この本の中で一番面白かったのは「1と0だけで構成された素数の中で、ひらすら大きなものを探そう」という話だった。紹介されていた最大のものは、まず1が3000個以上あって、次いで0が2000個以上あって、最後に1というものだった(と記憶している。何処に書かれていたかは忘れたので、確認できない)。無駄すぎて面白かった。

 さて、次からは「ニューロマンサー/William Gibson」を読むことにしようか。
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