・言葉と音楽
バンド「te'」のライブに行ってきた。ツアーの名前は「敢えて理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。」Release tour。長えよ! けど、te'にしては短い方である。
te'のライブ自体はこれで二回目だが、やっぱりドラムがすごい。技術的な点は前田には全く分からないのだが、音がとにかくものすごい。
エフェクタを付けているのだろうか、ときおりホール全体に反響するような音を出していた。だだっぴろい何もない静かなホールで一発だけ音を鳴らしたときに聞こえてきそうな、そういう音だ。
爆音で聴けるというのが最も単純なライブの良さのひとつだと思うが、前田が今回聴いたドラムの響きはその単純さそのもので、すごく良い。思わず笑ってしまうほどかっこいい音だった(もちろん単音の良さだけではないけど)。

ライブで聴いてきた感覚や、音楽自体を表現できれば面白いと思うのだが、残念ながら前田はそこまでできない。
単純に描写の難易度が高いということもあるが、それに先んじてある問題は「曲を覚えていない」ということだ。すごかった、かっこよかった、ずっと続いてくれと思っていたことは憶えているが、音楽を聴いている最中の自分の感覚の状態を覚えていない。
(ファンの中では少数派なのかもしれないが)前田はまずte'の曲をよく憶えていない。これは聴きこみの量と質の問題であるとは思う。しかしその他の問題の可能性を指摘することも可能だ。つまりインストバンドであるということと、曲タイトルが非常に長いということの二点。
例えば「言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。」という曲名がある。この長さはte'にとって普通で、というか、曲タイトルはすべて29文字に統一されている。
一曲二曲ならいいが、アルバム全部とか、そういう単位になると全曲のタイトルを略さずに憶えるのは根気がいるし難しい。
加えて曲がボーカルなし。歌詞の不在。声の入っている曲もあるが、それは歌ではなく声であって、やはり言葉ではない。
思考が言語型の人間にとっては、曲を非常に憶えにくいのではないだろうか。そしてこの「憶えにくさ」というのは「曲の中の言葉のなさ」であって、te'の音楽を考えるにあたって重要なキーワードなんではないか、と想像する。
「言葉を用いて~」が収録されているアルバムには「美しき旋律も音を語る言を持たずしては心に『留』めがたし。」という曲もある。この2タイトルは対比は演奏する側と聴く側の差や音楽に対するある種の感覚を表現しているようで、なんとも面白い。
リンク>te' official myspace
バンド「te'」のライブに行ってきた。ツアーの名前は「敢えて理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。」Release tour。長えよ! けど、te'にしては短い方である。
te'のライブ自体はこれで二回目だが、やっぱりドラムがすごい。技術的な点は前田には全く分からないのだが、音がとにかくものすごい。
エフェクタを付けているのだろうか、ときおりホール全体に反響するような音を出していた。だだっぴろい何もない静かなホールで一発だけ音を鳴らしたときに聞こえてきそうな、そういう音だ。
爆音で聴けるというのが最も単純なライブの良さのひとつだと思うが、前田が今回聴いたドラムの響きはその単純さそのもので、すごく良い。思わず笑ってしまうほどかっこいい音だった(もちろん単音の良さだけではないけど)。
ライブで聴いてきた感覚や、音楽自体を表現できれば面白いと思うのだが、残念ながら前田はそこまでできない。
単純に描写の難易度が高いということもあるが、それに先んじてある問題は「曲を覚えていない」ということだ。すごかった、かっこよかった、ずっと続いてくれと思っていたことは憶えているが、音楽を聴いている最中の自分の感覚の状態を覚えていない。
(ファンの中では少数派なのかもしれないが)前田はまずte'の曲をよく憶えていない。これは聴きこみの量と質の問題であるとは思う。しかしその他の問題の可能性を指摘することも可能だ。つまりインストバンドであるということと、曲タイトルが非常に長いということの二点。
例えば「言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。」という曲名がある。この長さはte'にとって普通で、というか、曲タイトルはすべて29文字に統一されている。
一曲二曲ならいいが、アルバム全部とか、そういう単位になると全曲のタイトルを略さずに憶えるのは根気がいるし難しい。
加えて曲がボーカルなし。歌詞の不在。声の入っている曲もあるが、それは歌ではなく声であって、やはり言葉ではない。
思考が言語型の人間にとっては、曲を非常に憶えにくいのではないだろうか。そしてこの「憶えにくさ」というのは「曲の中の言葉のなさ」であって、te'の音楽を考えるにあたって重要なキーワードなんではないか、と想像する。
「言葉を用いて~」が収録されているアルバムには「美しき旋律も音を語る言を持たずしては心に『留』めがたし。」という曲もある。この2タイトルは対比は演奏する側と聴く側の差や音楽に対するある種の感覚を表現しているようで、なんとも面白い。
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