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・ノスタルジィ
 ねるねるねーるね食べたい。


・帰省
 28日に帰省予定。それ以後は(も?)更新が止まるやも。


・やってないこと。
「The Book/乙一」の感想、まだ書いてないな……。
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・コメント返信
>kisaさん
 恋愛にも色々な形がある模様ですな。


・頭の良さ
リンク>MLA 2007年12月15日 本当に考えたの?
 上の記事を受けて。
 頭の良さという性質について、これを三つの要素にできるのではないか、と思った。
 一つは「回転」。頭の回転が速いとよく言うが、それのこと。
 もう一つは「方向性」。何について考えるかを選択する、その的確さ。質問力はここに含まれる。
 最後に「持続」。これが上の記事で述べられていること。つまり、考えまくって案を捻り出し続ける能力。
 それでこの三つに、それぞれ程度を表す形容詞を付けたいのだ。
 回転は、速い遅いで良いだろう。方向性は良い悪いか。
 じゃあ持続はなんだろう? 熱いヌルい? 高い低い? 長い短い? 硬い柔らかい……は別の話か。持続だから、しつこい、というのはどうだろう。
「お前、頭しつこいな!」
 これは褒め言葉です。


・タイトル
 最近、記事のタイトルが長くなっているような気がするが、それは気のせいではない。
・コメント返信
>Rufuさん
 情報感謝であります。
 wikiによるとマクルーハンは本業が英文学のようで。媒体云々については文明批評家としての仕事でしょうか。


・?
 hatenaというやつである。これについての知識を前田は全くといっていいほど持ち合わせていないのだが、最近「はてな匿名ダイアリー」というものを見た。その名の通り、匿名で日記を書けるようである。そして書かれている日記に対して自分の匿名日記へリンクを張れるようである(トラックバックのようだ)。それで、前田はそのリンクを使って日記をサーフィンしていた(この表現は正しいのだろうか?)。
 感想は「みんな口が悪いなぁ」であった。
 元の日記をバカにするような日記、根拠も示さずに否定している日記が多数あるように見受けられた、ということである。
「はてな匿名ダイアリー」に限らず、そして匿名に限らず、上記のような発言というのはネット上に多量にある。根拠を示してはいるが、口調が悪いものなのどもある。議論すればいいのにと思うところを、否定し合い(否定試合?)にしているところもあるであろう(お互いに根拠を示しながら相手を否定し、口が悪いというパターンだ)。
 どうして反対意見を出すのではなく、否定するのだろう?
 前田が思いついた一つの答えは「相手に認知してもらいたいから」「相手に干渉したいから」。
 というのも、否定という行為は、相手に印象を残すものだと前田は思うからだ。人間というのはバカにされたら頭にくるものだと思う。そして何に怒るかといえば、相手に対してだ(根拠がないなら尚更だろう)。怒るという行為は相手を認知しなければできない。つまり「バカにする」という行為は自分を認知させる行為、とも考えられるわけである。
 では「否定」するというのはどういうことか?
 相手の従来の考えを「ノー」というわけである。「お前の現状の考えはダメだ」ということだ。つまり「今の考えを捨てろ」とも取れる。これは相手への干渉だろう。
 ところで「相手に認知してもらいたい」「相手に干渉したい」という関係というのは、何だろうか? 答えの一つとして「恋人関係」というのがあるのではないかと前田は思う。
 以上の話を要約すると「ネット上の人々は互いに恋人関係になりたがっている」という結論に達する。そして「はてな匿名ダイアリー」に代表されるように「ネット上の人々」というのは匿名が多い。彼らは「誰か」という存在、つまり人間そのものと恋人になりたがっているのだ。人類愛というやつだ。


・好き嫌い
 前田は上のような「小さなものごとを無駄にデカい概念と結びつける」という論理が好きである。飛躍とか必要条件・十分条件とかの問題はあるが、そこらへんは、まあ、いいや。


・創作文芸に関する幾つかの質問(残り)
 幾つか前の記事で書いた「表情を如何にして書くか?」という質問に対する回答を。
 表情を以って感情を表すということを考えてみる。この場合、表情だけでは不足だ。キャラの感情を書くならば、表情だけでなく他の動作なども必要になるというのが小説の定石である。「彼は笑顔を見せた」だけでは分からないと、そういうことだ。
 その上で「表情のみを使って感情を表現するにはどうするか?」ということを考えてみる。これを目指す方法論の一つとして「表情の描写を強調する」というのが挙げられるのではないかと思う。具体的に言うならば「表情を写真に写したように描写するのではなく、顔の変化を書く」ということ。「彼は笑顔を見せた」だけではダメな理由というのは「複雑さの不足」と「印象に残らない」の二つがあるのではないだろうか、という予想から導いた方法論である。であるから、顔の動き・変化というものを書けば、その二つの理由を補えるのではないかと考えたわけだ。「彼女は涙を流した」と「彼女の眼に涙が溜まっていき、やがて、つぅ、と頬を流れた」の違いである。
・媒体ほにゃらら
 某所の記事を受けて、媒体についてちょっと続ける。以前に似たような記事を書いたかどうかは記憶が曖昧である。

 物語の媒体として「小説」「ライトノベル」「マンガ」「映画」といったものが挙げられる。勿論他にもいろいろあるだろうけど、とりあえず四つ、文字の濃度順に並べた。小説は全て文字で書かれ、ライトノベルになると挿絵がつく。マンガだと絵に文字が入るというようになり、映画では文字がほとんど使われない。映像の濃度順だと逆になって、音楽の濃度となると映画以外は濃度ゼロだ。
 或る媒体AがAである由縁は、上記のような濃度にあると思う。メディアミックスという作業は、作品内にあるものの濃度を変更することであって、その際に「文字→絵」というような変換が必要になる。
 で、前田は「メディアミックスしにくい作品ほど完成度が高い」と思っている。つまり上記の変換が困難であるということ。出典が分からないのでよくないのだが、或る哲学者が「媒体を選ぶということ自体がメッセージだ」と言っていた。これは前田の考えを支持するものだと思う。また、例えを出すなら「簡単に言葉で伝えられてしまう絵画は、果たしていい絵画なのか?」。
 従って、創作に於いては「他の媒体では表現できないものを表現しようとする」という姿勢は重要であると思う。小説ならば「文字でしか書けないないものを書く」という意識。
 これは表現、つまり小説に於ける文章、マンガに於ける絵といったレベルだけでなく、演出やストーリィにも要求できることだろうと思う。代表例が叙述トリックだろう。これは映画では達成困難だと思う。そしてこのトリックが一つのジャンルにまでなっていることを考えると「変換が困難なもの」を発明するというのは、価値のあることだと思う。


・執筆
 卒論の中間発表前にして、執筆速度激減。しかし二葉亭四迷の「小説総論」で読んだことを(自分なりにでしかないが)解釈し、それを作品に反映することができたのは進歩だ。と思いたい。


・読書
「The Book/乙一」読了。面白かったが、トラックバックやってみようかなとか思い出したので、感想云々は後日。
・媒体の変更
「地獄少女」のオープニングをノベライズしてみたいとか思った。

 さて、世の中にマンガのノベライズは幾つもあるけれど、アニメのオープニングのような導入を付けたものはあるのだろうか? そして、アニメのオープニングは(視聴者にとって)エンタテイメントではないという人はいるのだろうか? 前田には判断できない。
 ただ個人的な意見としては、エンタテイメント足りえると思うのだ。そしてオープニングはパッと見て物語でない。じっくりと見て、物語と思しきものが見えるかどうか、であると思う。
 オープニングは絵(文字を含む)と音楽の複合ではあるが、それに近い、或いは取って代わるようなものを文字のみで表現できないとは限らない。むしろ十分に可能なはずだ。ならば、アニメのオープニングのような短編小説は十分にエンタテイメントになりえるはずだし、そして短編が可能ならば長編でもいける可能性はある(読者に受け入れられるどうかが、可能不可能の基準である)。


・マンガの読み方
 割と以前から、前田はマンガの原作を書いてみたいとは思っている(マンガを描きたいと言わないのは、前田は絵の心得がないからである)。
 それで、勉強のために、マンガのコマ割を参考として見ようと意識的になっている時があるのだが、そういう読み方が結構面白いことに気づいた。時間の経過とか、空間の違いとか、カメラの向きの違いとか、そういったことに考えを巡らしていくのは、前田にとって新鮮な読み方であった、ということ。
 特に印象に残っているのが、スラムダンクの(何巻かは忘れてしまったが)陵南戦前の桜木のシュート練習だ。「シュートの練習は楽しかった」という言葉が入る付近。あそこのカメラのズームアウトとズームインは、改めて見ると小説ではなかなかできない動きで、それが結構面白かった。
 スラムダンクといえば井上雄彦。氏のバガボンド28巻を軽く読んだのだが、もはやストーリィなしでも面白いような気がしてしまう。恐るべき画力。描写力。そしてそれは小説を書く身として見習うべき点である。
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