・反省
昨日のタイトルは「電磁気力ピエロ」にすればよかった。無重力じゃありきたりだ。「強い力ピエロ」や「弱い力ピエロ」は音が悪い。「カシミール力ピエロ」は何か違う。
・解の無い方程式
放置宣言を敢行。こっちは更新続けるつもりだけど、頻度は低い。
・夏休み
長期休暇ではない辺りが大学の研究室っぽい。帰省の予定は今月11日あたり。夏休み前に研究室の合宿があり、夏休み後に院試がある。
・文芸賞
便利そうなblog発見。
リンク>新人賞ととって作家になる!
いつ作品ができるかもわかんないのに、群像か文藝賞に送ろう、とか妄想中。
・読書
「雪国/川端康成」を読んでいる。「向こう側とこちら側」という形から発生するような表現が多いと感じている。
やっぱり物語の面白さはよく分からず、文章ばかりを読んでいる。前田は谷崎の艶よりも川端の艶の方が好きだと気付いた。
かなり前に分析したことなのだが、川端の文章は伏線が凄い。エピソードに対してではなく、表現に対して表現で伏線を張っているように見える。それも、徹底的に。この技法は恐らく、イメージの重ね合わせとでも名付けられそうな強調表現だと思う。
気になる点としては、葉子の声の表現に「悲しいほど美しい」としか書かないところだ。同一の文章を何度も使うのはマイナスに思えるが、果たして。
昨日のタイトルは「電磁気力ピエロ」にすればよかった。無重力じゃありきたりだ。「強い力ピエロ」や「弱い力ピエロ」は音が悪い。「カシミール力ピエロ」は何か違う。
・解の無い方程式
放置宣言を敢行。こっちは更新続けるつもりだけど、頻度は低い。
・夏休み
長期休暇ではない辺りが大学の研究室っぽい。帰省の予定は今月11日あたり。夏休み前に研究室の合宿があり、夏休み後に院試がある。
・文芸賞
便利そうなblog発見。
リンク>新人賞ととって作家になる!
いつ作品ができるかもわかんないのに、群像か文藝賞に送ろう、とか妄想中。
・読書
「雪国/川端康成」を読んでいる。「向こう側とこちら側」という形から発生するような表現が多いと感じている。
やっぱり物語の面白さはよく分からず、文章ばかりを読んでいる。前田は谷崎の艶よりも川端の艶の方が好きだと気付いた。
かなり前に分析したことなのだが、川端の文章は伏線が凄い。エピソードに対してではなく、表現に対して表現で伏線を張っているように見える。それも、徹底的に。この技法は恐らく、イメージの重ね合わせとでも名付けられそうな強調表現だと思う。
気になる点としては、葉子の声の表現に「悲しいほど美しい」としか書かないところだ。同一の文章を何度も使うのはマイナスに思えるが、果たして。
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・コメント返信
>kisaさん
らしいね。まともに生き残るんだろうか?
メフィスト賞は別に黒じゃないと思うけどねぇ。良い作家を何人も出しているし、誇ればいいと思うのだけど。
>えふやさん
そんなことを言うと叱られてしまいます。
・イニD
あれの番外編と本編との面白さの差が凄いと思う。
・読書
「重力ピエロ/伊坂幸太郎」読了。
これは矛盾の物語だと思った。主人公の一家という優しい人たちは、周囲の悪意と戦っている。けれど、その悪意こそが、主人公の一家を作ったという矛盾。悪意の中にある優しさに視点を持たせているということが、この小説を読んでいるときに感じた居心地の良さに繋がっている、気がした。
この矛盾に限らず、敵じゃない登場人物は、大抵、矛盾を抱えている。その矛盾は全て春のためで、春も矛盾している。矛盾だらけという一貫性。
次は「ハル、ハル、ハル/古川日出男」を読もうと思ったけど、ハードカバーという事実に躊躇い、購入していないので読めない。
>kisaさん
らしいね。まともに生き残るんだろうか?
メフィスト賞は別に黒じゃないと思うけどねぇ。良い作家を何人も出しているし、誇ればいいと思うのだけど。
>えふやさん
そんなことを言うと叱られてしまいます。
・イニD
あれの番外編と本編との面白さの差が凄いと思う。
・読書
「重力ピエロ/伊坂幸太郎」読了。
これは矛盾の物語だと思った。主人公の一家という優しい人たちは、周囲の悪意と戦っている。けれど、その悪意こそが、主人公の一家を作ったという矛盾。悪意の中にある優しさに視点を持たせているということが、この小説を読んでいるときに感じた居心地の良さに繋がっている、気がした。
この矛盾に限らず、敵じゃない登場人物は、大抵、矛盾を抱えている。その矛盾は全て春のためで、春も矛盾している。矛盾だらけという一貫性。
次は「ハル、ハル、ハル/古川日出男」を読もうと思ったけど、ハードカバーという事実に躊躇い、購入していないので読めない。
・コメント返信
>oecさん
キャベツ太郎、見参!
・東方
某stgである。web体験版が配布された。
曲の一つに「稲田姫様に叱られるから」というのがあったが、この名前は見事だと思う。前後が気になるからだ。
・飲酒運転
フィギュアスケート選手の織田某が飲酒運転したとして報道されていた。前田はこの手の報道が嫌いである。織田を貶めようとするような意思が見える、と感じてしまうからだ。
そもそもマスコミが織田を取り上げ始めたのはフィギュアスケートの功績からだ。彼はその点でのみ、報道に値する人間だったはずだ。しかし今、彼の私生活にカメラが当たっている。ここに矛盾を感じるのである。
犯罪は確かに犯罪であるが、彼のフィギュアの功績とは何の関係もないし、まして、罪のためにその功績が下がるわけでもない。しかしマスコミはこの無関係であるはずの二つを繋げようとしているように、前田は感じるのである。
・読書
「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」読了。
巻末の解説では色んな褒め言葉が書かれていたが、何故そのような評価が与えられるのか、分からなかった。これはこの作品が面白くなかったというわけではなく、何を以ってそのように評価したのかが分からない、ということ。
芥川は「小説の価値は物語ではない」というようなことを言っていたようだ。そして自分は物語ではなく、文章の密度の濃さ(これは単なる印象に過ぎない。読むのに時間がかかったが、苦痛ではなかった、ということ)に面白さを見出した。解説では当然のこと、文体などについても言及されていたが、前田はその解説に納得していない。
理由の一つは恐らく、前田が自分の感じたことを明文化できていない、ということにあると思う。このような明文化できていないことは、果たして創作の役に立てることができるのだろうか? 前田は、否だと考えている。
>oecさん
キャベツ太郎、見参!
・東方
某stgである。web体験版が配布された。
曲の一つに「稲田姫様に叱られるから」というのがあったが、この名前は見事だと思う。前後が気になるからだ。
・飲酒運転
フィギュアスケート選手の織田某が飲酒運転したとして報道されていた。前田はこの手の報道が嫌いである。織田を貶めようとするような意思が見える、と感じてしまうからだ。
そもそもマスコミが織田を取り上げ始めたのはフィギュアスケートの功績からだ。彼はその点でのみ、報道に値する人間だったはずだ。しかし今、彼の私生活にカメラが当たっている。ここに矛盾を感じるのである。
犯罪は確かに犯罪であるが、彼のフィギュアの功績とは何の関係もないし、まして、罪のためにその功績が下がるわけでもない。しかしマスコミはこの無関係であるはずの二つを繋げようとしているように、前田は感じるのである。
・読書
「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」読了。
巻末の解説では色んな褒め言葉が書かれていたが、何故そのような評価が与えられるのか、分からなかった。これはこの作品が面白くなかったというわけではなく、何を以ってそのように評価したのかが分からない、ということ。
芥川は「小説の価値は物語ではない」というようなことを言っていたようだ。そして自分は物語ではなく、文章の密度の濃さ(これは単なる印象に過ぎない。読むのに時間がかかったが、苦痛ではなかった、ということ)に面白さを見出した。解説では当然のこと、文体などについても言及されていたが、前田はその解説に納得していない。
理由の一つは恐らく、前田が自分の感じたことを明文化できていない、ということにあると思う。このような明文化できていないことは、果たして創作の役に立てることができるのだろうか? 前田は、否だと考えている。
・コメント返信
>名月さん
やはり名月さんは保坂の影響を受けていましたか。「プレーンソング」を読んだときからそんな印象があったのです。
自分も保坂の影響を受けたい、というより、保坂のいうような「型にはまってない小説」を書きたいと思っております。現在、一つだけアイデアが浮かびましたが、果たして、形になるかどうか……。
>無為さん
今ではビタミンに気をつけつつ、野菜ジュースの毎日です。
・日々の生活
webサイトの方が全然更新できてねえぜ!
・野菜ジュース
肌の荒れは治ったとみせかけて治ってませんでした。再発症。
・読書
「ラッシュライフ/伊坂幸太郎」を荒くプロット分解してみた。
なんだこれ。
初読時は「おお、上手いな」というくらいしか感じていなかったけど、改めて見ると、凄まじい構成。パズルというよりも建築物という言葉の方が似合う気がする。こんな構成を思いついたということも、そしてこんな緻密な構成を実現した筆力も凄すぎる。流石は伊坂か。デビュー二作目でこれとは、売れっ子は恐ろしい。
果たして前田は、この作品を肥やしに作品を書くことができるのか?
引き続き「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」を読んでいる。文章の密度が高いというべきか、読むスピードがとても遅い。しかし苦痛ではない。以前の前田なら途中で読むのを止めていたかもしれないが……。今では、それなりに楽しめている。
>名月さん
やはり名月さんは保坂の影響を受けていましたか。「プレーンソング」を読んだときからそんな印象があったのです。
自分も保坂の影響を受けたい、というより、保坂のいうような「型にはまってない小説」を書きたいと思っております。現在、一つだけアイデアが浮かびましたが、果たして、形になるかどうか……。
>無為さん
今ではビタミンに気をつけつつ、野菜ジュースの毎日です。
・日々の生活
webサイトの方が全然更新できてねえぜ!
・野菜ジュース
肌の荒れは治ったとみせかけて治ってませんでした。再発症。
・読書
「ラッシュライフ/伊坂幸太郎」を荒くプロット分解してみた。
なんだこれ。
初読時は「おお、上手いな」というくらいしか感じていなかったけど、改めて見ると、凄まじい構成。パズルというよりも建築物という言葉の方が似合う気がする。こんな構成を思いついたということも、そしてこんな緻密な構成を実現した筆力も凄すぎる。流石は伊坂か。デビュー二作目でこれとは、売れっ子は恐ろしい。
果たして前田は、この作品を肥やしに作品を書くことができるのか?
引き続き「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」を読んでいる。文章の密度が高いというべきか、読むスピードがとても遅い。しかし苦痛ではない。以前の前田なら途中で読むのを止めていたかもしれないが……。今では、それなりに楽しめている。
・ただ今
洗濯物を乾かしている。先週から放置しているわけではない。
・肌荒れ
目の周りが荒れていたのだが、野菜ジュースを飲んだら治った。不思議!
・弘法も筆の誤り
広告で、医療ミスを暴く本をみかけた。
そもそも何故医療ミスは隠されるのか? 少しだけ思いついてみた。
病院という商売は命に関わる。客(患者)は当然、ちゃんとした病院を選びたがる。医療ミスの出た病院を避けたがるのは当然で、避けられるのはイヤだから、病院は医療ミスを隠す。
しかし医者も人間である。ミスは起こりうる。患者はミスを攻撃する。これでは、病院も医療ミスを隠さざるを得ないというものだ。
まあ、あんまりに初歩的なミスだとか、杜撰なシステムに原因があるだとか、そういったものには患者は怒らざるを得ないし、そして怒るべきだろう。
・道端にて
何故か雪があった。このクソ夏くさい日に。何故に? 近所に麻耶雄嵩ファンでもいるのか?
・読書
「書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志」読了。
目から鱗。保坂の小説を面白く読める技術論者・ストーリィ重視派は一度目を通しておくと、新しい考えに出会えるかもしれない。
小説だから、という枠に囚われないこと。そして、面白いとは何かを追求していくこと。それが重要。本来、小説には何を書いてもいい。既成の概念なんざ、いくら無視したっていい。ただし、面白いとは何かを追求しなければならない。そしてそのために必要なのは、きっと「感じる」ということで、つまり、感性というものの鋭敏化だ。
森博嗣は「人間は考えるFになる」で「小説はいきあたりばったりで書けばいい。その場で面白いと思うことを書いていけばいい」といった感じのことを述べていたが、この言葉の真意はきっと、保坂の述べる面白いとは何かを追求する、ということに近いと思った。
この本の影響で、もっと純文学に属する作品を読みたいと思い始めた。とりあえず、気になっていた島本理生を読もうと思い「ナラタージュ」を買った。
現在は「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」を読んでいる。上の本を読了してから、何か読み方が変わり、少し面白くなってきた。何が面白いのかは、やっぱり明文化できないのだけど。
洗濯物を乾かしている。先週から放置しているわけではない。
・肌荒れ
目の周りが荒れていたのだが、野菜ジュースを飲んだら治った。不思議!
・弘法も筆の誤り
広告で、医療ミスを暴く本をみかけた。
そもそも何故医療ミスは隠されるのか? 少しだけ思いついてみた。
病院という商売は命に関わる。客(患者)は当然、ちゃんとした病院を選びたがる。医療ミスの出た病院を避けたがるのは当然で、避けられるのはイヤだから、病院は医療ミスを隠す。
しかし医者も人間である。ミスは起こりうる。患者はミスを攻撃する。これでは、病院も医療ミスを隠さざるを得ないというものだ。
まあ、あんまりに初歩的なミスだとか、杜撰なシステムに原因があるだとか、そういったものには患者は怒らざるを得ないし、そして怒るべきだろう。
・道端にて
何故か雪があった。このクソ夏くさい日に。何故に? 近所に麻耶雄嵩ファンでもいるのか?
・読書
「書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志」読了。
目から鱗。保坂の小説を面白く読める技術論者・ストーリィ重視派は一度目を通しておくと、新しい考えに出会えるかもしれない。
小説だから、という枠に囚われないこと。そして、面白いとは何かを追求していくこと。それが重要。本来、小説には何を書いてもいい。既成の概念なんざ、いくら無視したっていい。ただし、面白いとは何かを追求しなければならない。そしてそのために必要なのは、きっと「感じる」ということで、つまり、感性というものの鋭敏化だ。
森博嗣は「人間は考えるFになる」で「小説はいきあたりばったりで書けばいい。その場で面白いと思うことを書いていけばいい」といった感じのことを述べていたが、この言葉の真意はきっと、保坂の述べる面白いとは何かを追求する、ということに近いと思った。
この本の影響で、もっと純文学に属する作品を読みたいと思い始めた。とりあえず、気になっていた島本理生を読もうと思い「ナラタージュ」を買った。
現在は「羅生門・鼻・芋粥/芥川龍之介」を読んでいる。上の本を読了してから、何か読み方が変わり、少し面白くなってきた。何が面白いのかは、やっぱり明文化できないのだけど。