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・コメント返信
>kisaさん
 ではまた、メッセなり、実際の会話なりで。


・読書マラソン
 大学の生協で読書マラソンという企画がある。小説・新書の類を10冊読んで感想を提出すると図書カード500円が貰えるというものだ。昨日、10冊目の感想を提出した。


・出版
 秋田禎信がいつの間にやら講談社で書いていた。


・読書
「クレィドゥ・ザ・スカイ/森 博嗣」を読んでいる。図書カード五百円を使って購入。
 このシリーズに関しては最初から思考を停止させて読んでいる。森博嗣にしか出せない世界、という言い訳で分析をしないという思考停止。
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・読書
「イニシエーション・ラブ/乾くるみ」読了。
 主観での意見としては、期待していたほどではなかった。ただし、最後の二行で物語が変わる、というのが実現されていない、というわけではない。間違いなく変わっている。大逆転。しかし、予想された範囲での逆転であった。男女関係をメインに置いたストーリィであることに変わりはない。最後の最後で真犯人が分かるミステリみたいなもの。前田が期待したのは、ジャンルそのものが変わる、という逆転。
 とはいえ、面白くなかったわけではなく、むしろ面白かった。途中の普通の恋愛小説部分も、特に退屈することなく読めた。side-Aの中にあった、机に足をぶつけた、という文章は見事だと思ったりもした。
 ただ、作者は本作を「チープ・ラブ」とも表現している。「deep love/Yoshi」を揶揄してのことだとしたら、前田は案外、ケータイ小説のストーリィを面白がるかもしれない。
・キノコ
 トイレにキノコが生えていた。恐るべし。


・読書
「半落ち/横山秀夫」読了。「イニシエーション・ラブ」を借りたので中断する予定だったが、思いのほか面白く、かつ読み易いので、結局全部読んだ。
 文学的なテーマがあったような気がする作品だった。本作では複数の主人公が事件の中心人物である梶を追っていくのだが、この、梶を追う意外の場面にテーマが込められている気がした。根拠は、各主人公に共通した要素、つまり、権力に対する反発が描かれているからだ。流石にこれがテーマというにはそのまんますぎるか……?
 所謂ホワイダニットだが、伏線の加減というのはやはり難しいものなのだろう。何処までヒントを出すか、ということ。出し過ぎると簡単に見抜かれるし、出さないとなるとアンフェアになる。そして、如何に匙加減をしようとも後期クィーン問題にひっかかる。
 文章の感じは古処誠ニに近かった。風景描写などがとても少なく、人物の描写、説明に特化している印象。読み易いが、反面、少し気を抜くと場面が変わっていたりする。一長一短?
 舞台のリアルさは、流石横山。元新聞記者というアドバンテージが出ていると思った。
・コメント返信
>無為さん
 いたって真面目な本ですよ、きっと。


・remarkable
 リンク>sky crawlers
・コメント返信
>kisaさん
 乾くるみはイニシエーションで評価を上げたとの噂ですぜ。

>OECさん
 その解釈はむしろ面白い方向にいっているではないですか。そっちの意味の方が俺を惹くのです。


・価値観
 客観的視点についてである。価値観、というタイトルはやや間違いであり、一説によると羊頭狗肉。
 客観的視点には二種類あるのではないか、と前田は考えている。即ち「事実のみに向ける視点」と「様々な主観を集めたもの」である。
 前者は割と楽にできる。事実は事実だ。対象をそのまま見ればいい。問題としては、そこから何らかの考察・結論を引き出すのが難しいということ。後者はつまり、一人で複数人の意見を出そう、ということ。
 前田の今のマイブームは、後者の客観的視点を以ってものごとを見る、である。ところがこれが難しい。自分の主観に対して逆になる意見の根拠を見つけようとしても、案外、見つからないものだ。勿論見つかる場合もあるが、世の中の主観は、全て二元論というわけではない。対立項だけ発見してもダメで、他の意見の根拠も探していかなければならない。
 この後者の客観的視点、何の役に立つかといえば、小説に対する批評だ(ただし、その作品を面白くするために言う意見=批評、としている)。
 小説の面白さは個人の感性による部分があるので、一つの主観的批評は事実となる。だがしかし、その批評が多数の感性に合うものかといえば、それはまた別の問題だ。だからこそ、批評には事実が必要となると、前田は思っている。
 しかし既に述べた通り、事実から考察・結論を引き出すのは難しい(というか、それを引き出すのが批評の役目だと思う)ので、これでは批評にならない。そこで登場するのが、多数の主観という、客観的視点である。これならば問題点及びその解決のメリット・デメリットを列挙することができる。批評しつつ、批評側の感性の押し付けを回避することができるわけだ。

 そして、以上の話も一つの主観でしかない。


・読書
「痴人の愛/谷崎潤一郎」読了。
 冒頭で提示された動機がこんな形で収まるなんて!
 もっと、この作品について考えてみるべきかな……。良さが分かっていない。まさか時代の問題ではあるまい。
 今は「半落ち/横山秀夫」を読んでいる。まだ始め。近々他の本を借りるので、中断予定。
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