・コメント返信
>emptyさん
コピペ向きとな? コピペ文章は大抵変と思われるので、そのような評価は嬉しいものです。
「前田の文章はイカれている」と思った。単語という言葉使いはともかくとして、その内容は平常正しいはずのないもので、人間生活からかけ離れているといえないだろうか。その「かけ離れている」ということを「イカれている」と言わないだろうか。
だとすれば、前田はイカれている。
こうですか? 分かりません!
・購入記録
「白痴/坂口安吾」購入。新潮文庫版。文学研究科の講義用テキストその二。
・演劇鑑賞(広義のネタバレ含む)
「贋作 桜の森の満開の下」をDVDで観た。野田秀樹率いる「夢の遊眠社」による演劇。読みは「がんさく」ではなく「にせさく」らしい。坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を原作としている。前田は「夜長~」が未読であった。
感想。テンポ速い。
夢の遊眠社のウリは言葉遊びとスポーツのような身体の動きらしい。この点に関してはなるほどと思った。特に身体の動きが面白い。役者がガンガン動き回るし、アクロバットな動きも多い。恐らく、この辺りが前田の感想である「テンポが速い」に利いているのだと思う。話の進行も速いのだが、それを手伝うように役者が動く。演出が速い、という印象。
この「速さ」は果たしてプラス評価かマイナス評価か?
この劇では原作の片方の「桜の森の~」とは打って変わって、コミカルなシーンも結構多い。「夜長姫~」は未読なので分からないが、原作至上主義で観てしまうと、コミカルであるということはマイナスになってしまうだろう。で、そのコミカルさと上述の速さが、妙に合っていると思った。この点ではプラス評価になるだろう。
しかし速いというのはそれだけ物語についていくのが大変ということで、前田の頭が弱いからかどうかは不明だが、少なくとも前田はついていけなかった。途中からよく分からなくなってしまったのである。それでも面白く観れてしまうのが恐ろしいが。
あと、ちょっとした事項。
残酷さは少なくとも三つに分類できる。「こども」「妖艶」「悪漢」である。少なくとも前者ふたつの残酷さは相性がいい。後者ふたつの組み合わせはどうだろう?
>emptyさん
コピペ向きとな? コピペ文章は大抵変と思われるので、そのような評価は嬉しいものです。
「前田の文章はイカれている」と思った。単語という言葉使いはともかくとして、その内容は平常正しいはずのないもので、人間生活からかけ離れているといえないだろうか。その「かけ離れている」ということを「イカれている」と言わないだろうか。
だとすれば、前田はイカれている。
こうですか? 分かりません!
・購入記録
「白痴/坂口安吾」購入。新潮文庫版。文学研究科の講義用テキストその二。
・演劇鑑賞(広義のネタバレ含む)
「贋作 桜の森の満開の下」をDVDで観た。野田秀樹率いる「夢の遊眠社」による演劇。読みは「がんさく」ではなく「にせさく」らしい。坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を原作としている。前田は「夜長~」が未読であった。
感想。テンポ速い。
夢の遊眠社のウリは言葉遊びとスポーツのような身体の動きらしい。この点に関してはなるほどと思った。特に身体の動きが面白い。役者がガンガン動き回るし、アクロバットな動きも多い。恐らく、この辺りが前田の感想である「テンポが速い」に利いているのだと思う。話の進行も速いのだが、それを手伝うように役者が動く。演出が速い、という印象。
この「速さ」は果たしてプラス評価かマイナス評価か?
この劇では原作の片方の「桜の森の~」とは打って変わって、コミカルなシーンも結構多い。「夜長姫~」は未読なので分からないが、原作至上主義で観てしまうと、コミカルであるということはマイナスになってしまうだろう。で、そのコミカルさと上述の速さが、妙に合っていると思った。この点ではプラス評価になるだろう。
しかし速いというのはそれだけ物語についていくのが大変ということで、前田の頭が弱いからかどうかは不明だが、少なくとも前田はついていけなかった。途中からよく分からなくなってしまったのである。それでも面白く観れてしまうのが恐ろしいが。
あと、ちょっとした事項。
残酷さは少なくとも三つに分類できる。「こども」「妖艶」「悪漢」である。少なくとも前者ふたつの残酷さは相性がいい。後者ふたつの組み合わせはどうだろう?
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・コメント返信
>OECさん
了解っす。またメッセででも。
・懊悩
坂口安吾と四元マクスウェル方程式に同時に悩まされている。珍しいと思うが如何か。
>OECさん
了解っす。またメッセででも。
・懊悩
坂口安吾と四元マクスウェル方程式に同時に悩まされている。珍しいと思うが如何か。
・コメント返信
>しも
しかし残念ながら、鰹節は家になく、そして俺は納豆が嫌いなのだ。
>無為さん
桃山はなかなか楽しめましたよ。
文庫化は良いものです。がんがん買うと吉かもしれない。
・音楽
「全ての音楽はイカれている」と思った。歌詞という言葉はともかくとして、その他の音は普段聞くはずのないもので、日常生活からかけ離れているといえないだろうか。その「かけ離れている」ということを「イカれている」と言わないだろうか。
だとすれば、音楽はイカれている。
イカれているものを目の当たりにするとき、人は退屈か否か?
否だとすれば、イカれているということは小説にとって重要な要素になりえるんじゃないのか? 退屈な小説はつまらないと、前田は思うからだ。
・読書
「八月の路上に捨てる/伊藤たかみ」読了。135回芥川賞受賞作。そういや、芥川取った作品を読むのは初めて? かもしれない。
面白かった。タイトルもばっちし合っている。しかし何故かがさっぱり分からん。再読か。
>しも
しかし残念ながら、鰹節は家になく、そして俺は納豆が嫌いなのだ。
>無為さん
桃山はなかなか楽しめましたよ。
文庫化は良いものです。がんがん買うと吉かもしれない。
・音楽
「全ての音楽はイカれている」と思った。歌詞という言葉はともかくとして、その他の音は普段聞くはずのないもので、日常生活からかけ離れているといえないだろうか。その「かけ離れている」ということを「イカれている」と言わないだろうか。
だとすれば、音楽はイカれている。
イカれているものを目の当たりにするとき、人は退屈か否か?
否だとすれば、イカれているということは小説にとって重要な要素になりえるんじゃないのか? 退屈な小説はつまらないと、前田は思うからだ。
・読書
「八月の路上に捨てる/伊藤たかみ」読了。135回芥川賞受賞作。そういや、芥川取った作品を読むのは初めて? かもしれない。
面白かった。タイトルもばっちし合っている。しかし何故かがさっぱり分からん。再読か。
・出版
「クビキリサイクル/西尾維新」が文庫落ちしていた。
それはいい。それより装丁が他の講談社文庫と違っているのが驚きだ。「西尾維新文庫」てなんだ。
講談社は西尾維新よりも新人に力を入れるべきだと思う。まずはメフィスト賞ブログを更新するところから。
・音楽
Syrup16gを聴いている。以前から存在は知っていたが、想像以上に好きな音楽だった。けど、もう解散してるんだよな……。
・ごはん
卵かけご飯にたまごふりかけをかけるという奥義を思いついたけど使う機会はない。
・読書
「桃山ビート・トライブ/天野純希」読了。無為さんに感謝。
題材は音楽。ロックスターを目指すバンドの話。けれど舞台は桃山時代。楽器は三味線、笛、鼓。そして踊り。衣装は傾き者。時代劇なのにカタカナタイトルがばっちし合う、そんな題材。店で表紙見たときは衝撃的だった。
ストーリィ面では特に目新しいことはしていないと思う。基本のストーリィライン。ただ、目についたのがテンポの悪さのようなもの。部分部分で展開が速すぎる印象を受けた。「これはAかもしれない→Aなわけないだろ→Aでした→何ィ!」というのを一ページ程度でやるのは、どうなのだろうと思う。もうちょっとタメてもいいんじゃないかな。
あと、文章。非常に読み易い(アクセス速度が大きい)のは良いのだが、どの場面の文章も同じように軽かった。文章の緩急というのは必要なことなのだという実感がある。速く読ませる部分とじっくり読ませる部分の使い分け。特に、ライヴのシーンはもっとじっくり読ませて欲しかった。音楽とか踊りの表現も、形容詞ばかりでマイナス印象。
全体としては、題材は物凄いが、それを書ききる力量が作者にまだないんじゃないかなぁ、という感想でした。
作者は次に「犬を主軸にした軍記ものを書く」とインタビューで言っていた気がする。犬+歴史となると「ベルカ、吠えないのか?/古川日出男」が思い浮かぶ。「ベルカ」以上の作品になったら物凄いと思うのだが、果たして。
あと、そろそろ「ベルカ」は文庫落ちしてほしい。三年経ったぞ!
「クビキリサイクル/西尾維新」が文庫落ちしていた。
それはいい。それより装丁が他の講談社文庫と違っているのが驚きだ。「西尾維新文庫」てなんだ。
講談社は西尾維新よりも新人に力を入れるべきだと思う。まずはメフィスト賞ブログを更新するところから。
・音楽
Syrup16gを聴いている。以前から存在は知っていたが、想像以上に好きな音楽だった。けど、もう解散してるんだよな……。
・ごはん
卵かけご飯にたまごふりかけをかけるという奥義を思いついたけど使う機会はない。
・読書
「桃山ビート・トライブ/天野純希」読了。無為さんに感謝。
題材は音楽。ロックスターを目指すバンドの話。けれど舞台は桃山時代。楽器は三味線、笛、鼓。そして踊り。衣装は傾き者。時代劇なのにカタカナタイトルがばっちし合う、そんな題材。店で表紙見たときは衝撃的だった。
ストーリィ面では特に目新しいことはしていないと思う。基本のストーリィライン。ただ、目についたのがテンポの悪さのようなもの。部分部分で展開が速すぎる印象を受けた。「これはAかもしれない→Aなわけないだろ→Aでした→何ィ!」というのを一ページ程度でやるのは、どうなのだろうと思う。もうちょっとタメてもいいんじゃないかな。
あと、文章。非常に読み易い(アクセス速度が大きい)のは良いのだが、どの場面の文章も同じように軽かった。文章の緩急というのは必要なことなのだという実感がある。速く読ませる部分とじっくり読ませる部分の使い分け。特に、ライヴのシーンはもっとじっくり読ませて欲しかった。音楽とか踊りの表現も、形容詞ばかりでマイナス印象。
全体としては、題材は物凄いが、それを書ききる力量が作者にまだないんじゃないかなぁ、という感想でした。
作者は次に「犬を主軸にした軍記ものを書く」とインタビューで言っていた気がする。犬+歴史となると「ベルカ、吠えないのか?/古川日出男」が思い浮かぶ。「ベルカ」以上の作品になったら物凄いと思うのだが、果たして。
あと、そろそろ「ベルカ」は文庫落ちしてほしい。三年経ったぞ!
・文学
「ハル、ハル、ハル/古川日出男」を寝る前に少々読んだところ、寝つきが悪くなった。「文学とは何だ?」という問が前田を襲ったのだ。答えはもちろんのこと出ない。しかし現在執筆中の作品が文学足りえないという確信だけは得た。なんたることか!
ということで、方向転換する。
・購入記録
「ちくま日本文学 坂口安吾」
ふと思い立ち、文学研究科の講義を受けようと思った。その講義のテキストとして購入。
他には「スケッチブック 5/小箱とたん」 を。
・読書
「DIVE!!/森 絵都」読了。競泳じゃなくて、飛び込み競技。映画化されるそうな。スワンダイブは映像化可能なのか?
媒体問わずここ最近では、スポーツ物のノンフィクションの中で一番面白いと思った。何となくではあるが、スラムダンクに似ているような気がする。スポーツ以外のことも話に出てくるけれど、最終的には、スポーツ一本に絞ってくる辺りとか。「俺たちはべつに仲良しじゃねえが、このチームは最高だ」という台詞に代表されるような、仲良しじゃない友情のあり方とか。「DIVE!!」は個人競技だけど。
前田が面白いと思ったのはまさにその「スラムダンクらしさ」だった。大半の青春スポ根モノは恋愛が絡んでくる。そしてDIVE!!もその例に漏れないのだけど、本作では恋愛を排除することで、一層、競技にのめり込むという手段が取られている。言葉にしてしまえばありがちだけど、失恋をバネに頑張る、というような。そして、主人公・知季の恋愛については、途中で決着をつけてしまい、後半には出てこない。飛び込み以外のことを削ぎ落としている。それが良かった。
ストーリィ上の不満を言うなら、主人公が知季であるということ。このために、最後の大会の結果があざとく思えてしまった。要一と飛沫の演技が、知季のためのお膳立てに見えてしまう。その中で、知季の演技の採点を描かないのは、お膳立て感を軽減するための手段なのだろうか?
もうひとつの不満は演出について。不満というか、感想。やはり、スポーツを文章で表すのは難しいのだな、ということ。飛び込みの描写で、感動できなかった(完全に読者の意見ではあるが)。
あと「一・四秒」という言葉を使いすぎな気もした。確かに飛び込みの凄さを表す、いい言葉だと思うのだが。
ところで、スポーツを表す文句で前田が一番好きなのは「3メートルを飛び交う時速120km」である。
「ハル、ハル、ハル/古川日出男」を寝る前に少々読んだところ、寝つきが悪くなった。「文学とは何だ?」という問が前田を襲ったのだ。答えはもちろんのこと出ない。しかし現在執筆中の作品が文学足りえないという確信だけは得た。なんたることか!
ということで、方向転換する。
・購入記録
「ちくま日本文学 坂口安吾」
ふと思い立ち、文学研究科の講義を受けようと思った。その講義のテキストとして購入。
他には「スケッチブック 5/小箱とたん」 を。
・読書
「DIVE!!/森 絵都」読了。競泳じゃなくて、飛び込み競技。映画化されるそうな。スワンダイブは映像化可能なのか?
媒体問わずここ最近では、スポーツ物のノンフィクションの中で一番面白いと思った。何となくではあるが、スラムダンクに似ているような気がする。スポーツ以外のことも話に出てくるけれど、最終的には、スポーツ一本に絞ってくる辺りとか。「俺たちはべつに仲良しじゃねえが、このチームは最高だ」という台詞に代表されるような、仲良しじゃない友情のあり方とか。「DIVE!!」は個人競技だけど。
前田が面白いと思ったのはまさにその「スラムダンクらしさ」だった。大半の青春スポ根モノは恋愛が絡んでくる。そしてDIVE!!もその例に漏れないのだけど、本作では恋愛を排除することで、一層、競技にのめり込むという手段が取られている。言葉にしてしまえばありがちだけど、失恋をバネに頑張る、というような。そして、主人公・知季の恋愛については、途中で決着をつけてしまい、後半には出てこない。飛び込み以外のことを削ぎ落としている。それが良かった。
ストーリィ上の不満を言うなら、主人公が知季であるということ。このために、最後の大会の結果があざとく思えてしまった。要一と飛沫の演技が、知季のためのお膳立てに見えてしまう。その中で、知季の演技の採点を描かないのは、お膳立て感を軽減するための手段なのだろうか?
もうひとつの不満は演出について。不満というか、感想。やはり、スポーツを文章で表すのは難しいのだな、ということ。飛び込みの描写で、感動できなかった(完全に読者の意見ではあるが)。
あと「一・四秒」という言葉を使いすぎな気もした。確かに飛び込みの凄さを表す、いい言葉だと思うのだが。
ところで、スポーツを表す文句で前田が一番好きなのは「3メートルを飛び交う時速120km」である。