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・パイオニア、去る
リンク>引退決意の野茂、パイオニアとしての歴史を振り返る

 前田は野茂のファンではないが、当時の野球ニュースでとても騒がれていたことは憶えているし、変則フォームの投手はけっこう好きだし、氏が日本人大リーガの道を切り開いたことも確かであろうから、引退と聞いて、なんともしんみりしてしまった。
 栄枯盛衰と一口で言ってしまうことはできるけれど、
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・コメント返信
>empさん
 語るなら、仰る通り、全部観てからにします(いつ全部観るかは不明ですが)。ですから、前回の記事は感想でしかないですし、秒速5センチメートル特有の事柄でもない(他の多くの作品についても同様のことが言えるだろう、という意味)と思います。


・私生活
 研究が忙しくなってきたので、更新頻度が更に下がる予定。


・こういう情報を常に発信できると、価値のあるblogになると思う
 円城 塔という名前は結構面白いと思う。
 んで、その円城 塔が物理学会誌に文章を載せていた。内容はポスドク問題について。ファンの人は調べてみるのも一興だと思うけど、小説のことは「原稿料が安い!」ということ以外書かれてません。


・読書
「河童・或阿呆の一生/芥川龍之介」読了。新潮文庫。昭和四十年代に印刷された本で、定価120円。
 解説を読むと「玄鶴山房」が最も凄い構成らしい。しかしながら何が凄いのかは分からず。加えて前田にとってはあまり面白くなかったので、困る。
 載っていた中では「歯車」が一番面白かった。女学生の描写が凄すぎ。
 勉強という点でも、芥川作品のどれかを下敷きにして、何か小説を書いてみたいと思った。
・アニメ(広義バレあり)
「秒速5センチメートル」について。この作品は三つの短編から成っており、第一話の「桜花抄」だけを観た。
 それで、感想を箇条書きに。
1.期待通り、風景が凄い。しかし何故凄いと感じるのか? この問題を考えるにあたり「本物に近いから」という答えは予め除外するべし(何故なら小説に応用できないから)。
 あと、この作品の風景で最も本物らしくない点は、目線の飛躍にあるんじゃないかと思う。駅のホームが次の瞬間に自動販売機になるということは、通常、ない。

2.風景の書き方というか、どの風景を書くかということについて。「広い」という印象を与えるものが多かった。少なくとも「広い」ということを使って、自然のものでも人工のものでも美しく見せることができる。
 あと「広い」の対義語は「小さい」ではない。類義語はたぶん「長い」だろう。

3.フィクションの持つ「ネガティブなものを引き寄せる力」は凄い。終始、ネガティブな展開になる予感があった。

4.当たり前だけど「アニメを観る」ということは「シーンを眺める」ということで、その「眺める」というリアリティを助けるのが、(本物のような)風景の力なのではないか。保坂和志が言っていたことを実感できた気がする。

5.感情移入する相手は主人公である貴樹ではない。

6.面白いから続きをあまり観たくない。面白いという感情と畏れという感情は似ているのか?


・文学賞(今更だが)
 伊坂幸太郎が山本周五郎賞を受賞。おめでとうございます。本屋大賞もとったし、ようやく受賞、という感じ。月並みな感想だが、もっと早くとってもよかったのでは。けど直木賞は?
 んで、その直木賞だが、候補に伊坂の名前なし。
 芥川賞候補には前回の文藝賞をとった磯崎憲一郎と、18歳で文藝賞とった羽田圭介が挙がってた。羽田は現在23歳か。前田より下である。以前はこういう若い作家の活躍を聞くと劣等感があったが、今では励まされる。どちらが良いかは不明。

リンク>文藝春秋|各賞紹介
・コメント返信
>しも
「~失敗」の方が全体的に暗い(話の内容ではなく、紙面が)と思っていたが、その正体はコマの小ささか。言われて気付いた。
「~生活」も始めた当初は小さいコマが多いのな。


・失速
 最近、どうにも小説について考える時間が少なくなっている。執筆のペースも落ちている。こういうのは一度失速し始めるとすぐに落下し、しかもまた持ち直すのに時間がかかるものだ。
 継続は力なりという言葉は偉大。


・出版
「スカイ・イクリプス/森 博嗣」が出てた。あと「覗き小平次/京極夏彦」もそろそろ書店に並ぶはず。
 くそう……。最近出費が多いというのに……。


・読書
「小説修業/保坂和志、小島信夫」を読んでいる。
 何をいっているのかさっぱりだが、トルストイとか、要は海外文学も読もうと前田は思ったのであった。
・コメント返信
>杏
 ウソくさすぎるw それがマジならお前は役者になるべきだ。

>emptyさん
 職人V.S.職人の構図ですか。まるでテレビチャンピオンのようだ。全国ゆうこりん選手権。オタク選手権なんかメじゃねえぜ!


・自慢
 文学研究科のゼミに参加していたら、学生から「前田さん、文学研究科に移ってこないんですか?」と言われた。学部生なんかよりよほど前田の方が「文学の読み」について考えているらしい。文学部の学生は何をやっているんだと思う反面、嬉しかった。


・購入記録
「小説修業/保坂和志、小島信夫」
 衝動買いしたのは久しぶり。両作家による往復書簡の形をとった小説の書き方本。ただし全く実践的ではない。少しだけ読んだが、単純にエッセィとしても楽しめそう。
 他には
「僕の小規模な失敗/福満しげゆき」
「僕の小規模な生活/福満しげゆき」
 特に「~失敗」は表現が強烈で、へこんでいるときに読むとやばい。将来が不安になるぜ!


・スタッフロール
「FLCL」というアニメを観た。昔観たときは「ワケ分からんが面白い。あとピロウズ最高」という感想しか持てなかったが、今観てみるとテーマみたいなものも見えてきて、ちょっとは「作品の読み」について成長したかな、とか思う。
 んで、スタッフロールに「本谷有希子」の名前が出てきてビビった。エンディングの人がこの人だったとは。
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