・衝動買いの予感
「地図男/真藤順丈」を購入。作者は新人。この一年で三つの賞を獲ったのだとか。
書店で見かけてちらりと立ち読みしたが、面白い。1ページを読んだだけだが、この作品は面白い、という確信を持った(正確には、1ページ目+二行だが)。で、購入。新人でもあるし、何より「1ページだけで面白いと確信させた」その文章力に対する敬意である。
ちなみに、前田が「1ページ目だけで面白いと確信した小説」としては次のものがある。
「聖家族/古川日出男」
「ハル、ハル、ハル/古川日出男」
「世界は密室でできている/舞城王太郎」
「煙か土か食い物/舞城王太郎」
「地図男/真藤順丈」を購入。作者は新人。この一年で三つの賞を獲ったのだとか。
書店で見かけてちらりと立ち読みしたが、面白い。1ページを読んだだけだが、この作品は面白い、という確信を持った(正確には、1ページ目+二行だが)。で、購入。新人でもあるし、何より「1ページだけで面白いと確信させた」その文章力に対する敬意である。
ちなみに、前田が「1ページ目だけで面白いと確信した小説」としては次のものがある。
「聖家族/古川日出男」
「ハル、ハル、ハル/古川日出男」
「世界は密室でできている/舞城王太郎」
「煙か土か食い物/舞城王太郎」
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・?
「マンガで読む名作」みたいなシリーズがある。古典文学をマンガに直したやつだ。そのシリーズの中で「白痴・堕落論」があった。「堕落論」は違わないか?
・有名どころから
リンク>最も美しい野生動物写真を撮った人に贈られる「Wildlife Photographer of the Year 2008」決定
クリエイティブな視線部門が特に凄いと感じた。
「マンガで読む名作」みたいなシリーズがある。古典文学をマンガに直したやつだ。そのシリーズの中で「白痴・堕落論」があった。「堕落論」は違わないか?
・有名どころから
リンク>最も美しい野生動物写真を撮った人に贈られる「Wildlife Photographer of the Year 2008」決定
クリエイティブな視線部門が特に凄いと感じた。
・コメント返信
>Rufuさん、emptyさん
前回の記事の表現が非常に誤解を招く(前田の考えを正確に伝える可能性の低い)文章だったことに気づきました。
「当人に知れた場合」の「当人」とは、記事をweb上に上げた人物ではなく、「記事の中に登場する、記事をweb上に上げた人以外の人物」のことです。
ですから前田は「記事の拡大によって、責任のない人物が迷惑を蒙るなら、記事を拡大しない方が良いだろう」と思ったわけです。「開けているwebだからこそ、情報の発信側になる場合、配慮がいる」という考え。ただし「配慮しろ」という主張ではないです。
・ノスタルジィから脱出するのだ
童話を下敷き、または引用して創作するのはなかなか強力なのではないかと思った。例としては「不思議の国のアリス」。アリスという名前から受けるイメージは非常に豊か(な気がする)で、かつ、万人に知られているため、強力っぽい、と。
そんなわけで「オズの魔法使い/ライマン・フランク・ボーム」を購入。
>Rufuさん、emptyさん
前回の記事の表現が非常に誤解を招く(前田の考えを正確に伝える可能性の低い)文章だったことに気づきました。
「当人に知れた場合」の「当人」とは、記事をweb上に上げた人物ではなく、「記事の中に登場する、記事をweb上に上げた人以外の人物」のことです。
ですから前田は「記事の拡大によって、責任のない人物が迷惑を蒙るなら、記事を拡大しない方が良いだろう」と思ったわけです。「開けているwebだからこそ、情報の発信側になる場合、配慮がいる」という考え。ただし「配慮しろ」という主張ではないです。
・ノスタルジィから脱出するのだ
童話を下敷き、または引用して創作するのはなかなか強力なのではないかと思った。例としては「不思議の国のアリス」。アリスという名前から受けるイメージは非常に豊か(な気がする)で、かつ、万人に知られているため、強力っぽい、と。
そんなわけで「オズの魔法使い/ライマン・フランク・ボーム」を購入。
・妄念
「百年の誤読/マルシア・ガルケス」
・4元ベクトル
どちらかといえばこちらの方が妄念である。
小説での(小説に限らないか)カメラワークは時間と空間の移動を基本とする。実際「この文章はいつ、どこを書いているか」を意識するのは重要らしい。
では、時間と空間を基本としないカメラワークというのは可能か?
物理学では「時間-空間」と同じように組み合わされる量として「エネルギー-運動量」「密度-流量」「スカラポテンシャル-ベクトルポテンシャル」といったものがあるが、さて。
・ニュース
例えばYahoo知恵袋で個人的な悩みを相談している記事をブログニュースなどで取り上げ、多数の人間に広めようとする行為に疑問を感じた。当人に知れた場合にどうなるのか?ということ。
ここまで書いたら何のことか分かる人は多いと思われるので、この記事は批判対象と同じことをしているという事態に陥っているが、閲覧者の範囲の狭さを考えると、問題ないだろうと思う(恐らく知り合いしか読んでいないだろうという予測)。
「百年の誤読/マルシア・ガルケス」
・4元ベクトル
どちらかといえばこちらの方が妄念である。
小説での(小説に限らないか)カメラワークは時間と空間の移動を基本とする。実際「この文章はいつ、どこを書いているか」を意識するのは重要らしい。
では、時間と空間を基本としないカメラワークというのは可能か?
物理学では「時間-空間」と同じように組み合わされる量として「エネルギー-運動量」「密度-流量」「スカラポテンシャル-ベクトルポテンシャル」といったものがあるが、さて。
・ニュース
例えばYahoo知恵袋で個人的な悩みを相談している記事をブログニュースなどで取り上げ、多数の人間に広めようとする行為に疑問を感じた。当人に知れた場合にどうなるのか?ということ。
ここまで書いたら何のことか分かる人は多いと思われるので、この記事は批判対象と同じことをしているという事態に陥っているが、閲覧者の範囲の狭さを考えると、問題ないだろうと思う(恐らく知り合いしか読んでいないだろうという予測)。
・コメント返信
>emptyさん
脱格というより、脱皮?
ニュルニュル……ポン! キシャー!
・読書
「小説、世界の奏でる音楽/保坂和志」を読んでいる。「小説の誕生」「小説の自由」と同じ、小説論。
前田にとっては非常に難解な本である。著者の小説に対する色々な考えが書かれているのだが、それをきちんと把握する(著者が何を言っているのかということ。自分でも同じ問を考えられるようになるということ)のが難しい。ものすごく感性と頭を使って読まなければ何も得られないような気がする。思考のための練習場みたいな本。
だから前田は、この本が実践的な小説の理論本ではないと思う。理論、つまり「何について考えていけばいいか」ということは書かれているとは思うけど、その理論はすぐに小説執筆に役に立つものではないだろう。
だけど著者はこう言いそうな気がする。「これは全く実践的なことではないけれど、実践的なことよりも大事なことを書いている」
少なくとも、いずれ糧になるはずだ。種まきのような本だな、と思った。芽が出る確率は低いけれど。
>emptyさん
脱格というより、脱皮?
ニュルニュル……ポン! キシャー!
・読書
「小説、世界の奏でる音楽/保坂和志」を読んでいる。「小説の誕生」「小説の自由」と同じ、小説論。
前田にとっては非常に難解な本である。著者の小説に対する色々な考えが書かれているのだが、それをきちんと把握する(著者が何を言っているのかということ。自分でも同じ問を考えられるようになるということ)のが難しい。ものすごく感性と頭を使って読まなければ何も得られないような気がする。思考のための練習場みたいな本。
だから前田は、この本が実践的な小説の理論本ではないと思う。理論、つまり「何について考えていけばいいか」ということは書かれているとは思うけど、その理論はすぐに小説執筆に役に立つものではないだろう。
だけど著者はこう言いそうな気がする。「これは全く実践的なことではないけれど、実践的なことよりも大事なことを書いている」
少なくとも、いずれ糧になるはずだ。種まきのような本だな、と思った。芽が出る確率は低いけれど。