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・政治の話
リンク>国籍改悪案阻止【緊急拡散】
リンク>国籍法改正案まとめWIKI

 政治の話をみかけると、大抵、良いことがない。今回のはとくにうすら寒くなったので、このblogのガラではないが紹介しておく。
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・作品の感想
「柳桜抄/木々高太郎」より「緑色の目」と「文学少女」を読んだ。ミステリ、ではないと思う。作者の木々高太郎は「探偵小説芸術論」の提唱者で、ミステリと文学の融合を目指していたらしい(らしいというだけで、前田は詳細を殆ど知らない。甲賀三郎と江戸川乱歩と論争したらしいが)。
 その「文学」を目指そうとした結果がどうかは分からないが、「緑色の目」と「文学少女」の肝は「人間を描く」ことにあるのだろうと思った。両者とも、中心となる登場人物の「決定的な行動」に対する説得力が物凄い(あまりの凄さに、夜眠れるかどうか不安だった。ただし怖かったわけではない)。人間を描くということは、この「とても強い説得力」を持たせることなのだろうか、と思った。
 先ず学べる点としては、その説得力の強度を如何に上げているか、というものが挙げられると思う。しかし前田はまだ「どう説得力があるか」さえ明文化できていない。
 説得力の強度としては「緑色の目」の方が強い気がしたが、作品全体としては「文学少女」の方が前田の好みである。

 それにしても木々高太郎は実にマイナな作家な気がする。五十年以上は昔の作家だからしょうがない、のか?(第四回直木賞受賞作家でもある)
・衝動買いの予感
「地図男/真藤順丈」を購入。作者は新人。この一年で三つの賞を獲ったのだとか。
 書店で見かけてちらりと立ち読みしたが、面白い。1ページを読んだだけだが、この作品は面白い、という確信を持った(正確には、1ページ目+二行だが)。で、購入。新人でもあるし、何より「1ページだけで面白いと確信させた」その文章力に対する敬意である。
 ちなみに、前田が「1ページ目だけで面白いと確信した小説」としては次のものがある。
「聖家族/古川日出男」
「ハル、ハル、ハル/古川日出男」
「世界は密室でできている/舞城王太郎」
「煙か土か食い物/舞城王太郎」
・?
「マンガで読む名作」みたいなシリーズがある。古典文学をマンガに直したやつだ。そのシリーズの中で「白痴・堕落論」があった。「堕落論」は違わないか?


・有名どころから
リンク>最も美しい野生動物写真を撮った人に贈られる「Wildlife Photographer of the Year 2008」決定

 クリエイティブな視線部門が特に凄いと感じた。
・コメント返信
>Rufuさん、emptyさん
 前回の記事の表現が非常に誤解を招く(前田の考えを正確に伝える可能性の低い)文章だったことに気づきました。
「当人に知れた場合」の「当人」とは、記事をweb上に上げた人物ではなく、「記事の中に登場する、記事をweb上に上げた人以外の人物」のことです。
 ですから前田は「記事の拡大によって、責任のない人物が迷惑を蒙るなら、記事を拡大しない方が良いだろう」と思ったわけです。「開けているwebだからこそ、情報の発信側になる場合、配慮がいる」という考え。ただし「配慮しろ」という主張ではないです。


・ノスタルジィから脱出するのだ
 童話を下敷き、または引用して創作するのはなかなか強力なのではないかと思った。例としては「不思議の国のアリス」。アリスという名前から受けるイメージは非常に豊か(な気がする)で、かつ、万人に知られているため、強力っぽい、と。
 そんなわけで「オズの魔法使い/ライマン・フランク・ボーム」を購入。
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