忍者ブログ
[199] [198] [197] [196] [195] [194] [193] [192] [191] [190] [189]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・コメント返信
>emptyさん
 確かに神林長平はまだ二冊しか読んでません。もっと言えば、SFを読むのが珍しいわけですが。
「今更」だと感じるときは、前田はその程度の書き手でしかない、と認識するのが正解でしょう。

>Rufuさん
「はてしない物語」ですか。ミヒャエル・エンデはまだ手を付けていなかったことですし、今度読んで見ます。
 そして『箱男』。その視点人物はついぞ想像したことがありませんでした(二人称小説は知っていますが、その観点では捉えていませんでしたし)。「真実性を保証しなくてよい」テクストというのも。
 かなり興味深いです。こちらも読んでみることにします。前田のリアリティ考察にかなり役立ちそうな予感。感謝。


・古書店
 電車が来るまでの待ち時間に古書店によって本を漁ってたら、「ルート350/古川日出男」のハードカバーを発見。
 前田は生きている作家、特に気に入っている作家は可能な限り新品で買うことにしている。しかし手が伸びてしまうというもので、値段を確認しつつ冒頭だけ立ち読みしようとページを捲った。
 サイン入りでした。購入。


・読書
「優雅で感傷的な日本野球/高橋源一郎」読了。
 もう……何だこれは? 何なの?
 高橋源一郎は「パンク侍、斬られて候/町田 康」の解説で「何なんだこれは……。ふざけているのか?」と書いていたが、当人にも言いたい。
「何なんだこれは……。ふざけているのか?」
 もちろん著者はふざけているわけではないだろう。大真面目にこういう文学に挑戦しているに違いない。しかし前田には分からん。この作品の文学性って何だ? なんで三島賞を獲れたんだ? あとがきに作品の狙いが書かれてはいたが……その狙いが達成されているのかどうかも分からん。
 内容は、まあ確かに日本野球がよく出てくる。悩む選手も登場する。けどそれが何だというのか。野球と見せかけた、いや、見せかける気すらないくらい、野球以外の何かを描いている小説だ。しかしその何かが分からない。今の前田ではどのシーンを切り取ってきても「わけが分からん」という感想になってしまう。

 前田は、高橋源一郎の小説はまだ「ジョン・レノン対火星人」と「優雅で感傷的な日本野球」しか読んでいない。しかしこの二点に共通する事柄として「まるで演劇を観ているような印象を受ける小説である」ことが挙げられる(当たり前だがこれは前田の受け取った印象で、他の人はまた違った印象を受けることもあるだろう)。様々な舞台をころころ行き交う構成であるとか、会話文が多いことなどがその原因だろう。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]