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・I was musicだった
 修論の締め切り前であるのでblogの更新もしない日々が続いているが、「凛として時雨」のツアー「I was music」に行ってきた。
 内容は非常に満足である。ギタボのTKがアレンジ的にかなり叫んでくれたし、ライブで聴きたいと思っていた「傍観」もやってくれた。凛として時雨の音楽はCDで聴いても鋭いという印象を受けるが、ライブだともっと鋭く感じられる。鋭いどころか尖っている。刺さる。硬度が高い。こういう感触の表現を音楽に対して使うのはあながち間違っていなくて、どういうことかといえば、ライブ会場では本当に音に触れる。比喩的表現ではなく、音は空気の振動なのだから、音によって皮膚が振動していることを感じられるならばそれはやはり感触で以って表現可能だろう。ライブというのは音楽を聴くだけの場所ではなくて演奏者とそのアクトを観るものであるというのは周知の事実だと思うのだけど、それに加えて、音に触る場所でもあるのだ(音楽に触る他の方法といえば、自分で演奏する、だろうか)。
 新曲も披露されて、イントロから物凄く「凛として時雨」で、実にかっこよかった。しかし全く知らない曲のはずなのにちゃんとリズムに合わせて体を動かせたのは面白かった。これは何も凛として時雨だからというのではなくて、音楽というのはそういうものだということなのだろう。知らなくても先が分かる。その面白さ。この感触は初体験であった。
 それにしても、たった今書いた「実にかっこよかった」という感想の何と空虚なことか! いや、新曲をけなしているわけではない。問題は前田が新曲を全く覚えていないという点にある。聴いていた時間を全く自分の中で再現できない。にも関わらずかっこよかったと書ける、言えてしまうのは、その感想だけを言葉にした/その感想だけしか言葉にできなかったからだ。これが「言葉の持ち運び易さ」であり「音楽の持ち運び難さ」である。早くCD出ないかな。

 ライブ後の物販は完全に出遅れて敗退。
「バンドスコア取り扱ってないんですか?」
「売り切れました」
「じゃあ、七部袖のシャツを」
「売り切れました」
「じゃあ、Tシャツ……」
「売り切れました」
 物欲消化不良。悔しくてタワーレコード行ったらte'を発見したので買った。
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無題
You are music.
kisa 2010/01/29(Fri)18:40:21 編集
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