・コメント返信
>仮名太
分析してしまうのは或る種の職業病みたいなもんなんかな。しかし面白さを分析すること自体も面白い、と前田は思うのであった。そして分析できないこともよくあるのであった。
・読書
「え!? 絵が下手なのに漫画家に?/施川ユウキ」読了。エッセイマンガ。作家のデビューできていない時期とか売れてない時期のことを読むのはけっこう好きだが、同時に二度は読みたくない。「僕の小規模な失敗/福満しげゆき」もそうで、好きなマンガなんだが再読はしたくない。と、ここまで書いて気付いたが、読みたくないのは「絵が下手~」も「小規模~」も青春の失敗があるからだ。
んで、「絵が下手~」には「闇色ドロップス」というフィクションも載っていたのだが、これが非常に面白かった。言葉遊びというと語弊はあるけど、言葉遊びの面白さ。言葉ではなくフィクションといった方がいいか。自作のフィクションが現実と関わるということ。勝手に妄想して真実はこうだと思い込んで、後で事実を知って恥ずかしくなったりするあれだ(事実を知って恥ずかしくなるのは余計だが)。子ども時代と限定しなくても、大抵の人はこのフィクション遊びを意図的にではなくやったことがあるんじゃなかろうか。ここで「ない」と言われたら前田は滑稽だな。しかし滑稽にせよ何にせよ、人間の認識がフィクション遊びの域を出ることもないんじゃないか、とは思う。マンガにせよ小説にせよその面白さのキモには常に、文字通り、フィクション遊びが含まれているのではないかと、そう思う。
>仮名太
分析してしまうのは或る種の職業病みたいなもんなんかな。しかし面白さを分析すること自体も面白い、と前田は思うのであった。そして分析できないこともよくあるのであった。
・読書
「え!? 絵が下手なのに漫画家に?/施川ユウキ」読了。エッセイマンガ。作家のデビューできていない時期とか売れてない時期のことを読むのはけっこう好きだが、同時に二度は読みたくない。「僕の小規模な失敗/福満しげゆき」もそうで、好きなマンガなんだが再読はしたくない。と、ここまで書いて気付いたが、読みたくないのは「絵が下手~」も「小規模~」も青春の失敗があるからだ。
んで、「絵が下手~」には「闇色ドロップス」というフィクションも載っていたのだが、これが非常に面白かった。言葉遊びというと語弊はあるけど、言葉遊びの面白さ。言葉ではなくフィクションといった方がいいか。自作のフィクションが現実と関わるということ。勝手に妄想して真実はこうだと思い込んで、後で事実を知って恥ずかしくなったりするあれだ(事実を知って恥ずかしくなるのは余計だが)。子ども時代と限定しなくても、大抵の人はこのフィクション遊びを意図的にではなくやったことがあるんじゃなかろうか。ここで「ない」と言われたら前田は滑稽だな。しかし滑稽にせよ何にせよ、人間の認識がフィクション遊びの域を出ることもないんじゃないか、とは思う。マンガにせよ小説にせよその面白さのキモには常に、文字通り、フィクション遊びが含まれているのではないかと、そう思う。
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