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・日記
 本棚を購入。一万五千円ちょい。実を言うと、引越しの一番の楽しみは、大きくて使いやすい本棚の導入であったりする。来月からは、本を前後に並べなくても済むのだ。何と素晴らしいことか。
 ただし引越しの準備は完了していない。
 あと、引越し予定日に雨が降る確率が大きくて、ガックシしておる。

 引越しの際には、物品の取捨選択が行われる。何を持っていって、何を捨てようかということだ。これを全て自分で行うのは気持ち良いものだと思った。
 現在住んでいる部屋への引越しの際は、親の手伝いがあったため、取捨選択を一人で行わなかった。思いもよらない必要なものを持ってくることが可能であったが、反面、決して使わないようなものまで持ってきてしまった(つい最近、この類のものを多量に発見した)。
 そのような状態は良くないと感じる。自分の生活空間をきちんと自分で把握しておきたいからだ。
 感性についても、これと同様のことがいえないだろうか?
 感性というのは、物事の受け取り方である。例えば小説を読んで感想を持つとき「何のために、どのような理由から、どんなことを思ったのか」を明文化できると、自分が小説を書く場合に役立つであろう。
 特に感性の場合、あらゆる物事・事物について有効であるから、日々の生活で上記のような明文化の訓練を行うことができる。お得。

 たった今、二つ隣の部屋に住んでいる友人からジュースの差し入れがあった。嬉しいものである。今年度で前田も友人も現在の部屋を出る。二年間の付き合いは意外と短いものだが面白かった。モノより思い出。
 卒業シーズンっぽいことを書いてみた。明らかに前田のガラではない。しかも前田はまだ卒業しない。


・読書
 引き続き「13階段/高野和明」を読んでいる。
 最初に提示された謎もなかなか面白いと思うが、それよりも、主人公達への感情移入がページを捲る動力源となっていると感じた。この感情移入を行うために、社会(正確には、死刑制度や刑法)への不満・反感というものが描かれている。これが主人公の動機であり、動機を理解できるが故に感情移入が起きる。
 真相開示で明らかになる動機ではなく、作品途上で描かれる人物の動機付けは、このような解りやすいものが良いようだ。
 ミステリで重要な位置を占めるのが動機である。書き方本などではしばしば「解りやすい動機を設定せよ」と書かれている。嫉妬や復讐などだ。
 この手の意見に自分は反対である。常人ならば考えられない理由から罪を犯す犯人というものが、自分は好きなのである。
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