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・日記
 ジャンルというものが存在する。呼び方は色々あるだろうが、つまりは、分類するための概念だ。データベース化であり、情報の選択を簡略化するものである。
 この方法以外でジャンルという概念を使用する場合、例えば、小説の評価を行う際など、注意が必要だ。どういうことかといえば、思考停止に陥る要因となるからである。ジャンルに区切ってしまうことで、安心するのだ。
 名前を付けるというのは考察ではない。考察の末に、名前が付くのである。この点、重々気をつけなければ、ジャンル決めという共同幻想の罠にはまる。


・小説新人賞
 とある新人賞の選考委員になる(予定の)人の話を聞いていた。その新人賞の締め切りだとか、対策の指針みたいなものとか。
「先生は、小説を読まれる際、一体、どういうところを読むのですか?」
「その小説が要求する読み方で読む」

 自分なりに考えてみた。
 一つ。小説は読み方を要求する。つまり、読者に何らかの指針を与えてくれる。よって、筆者は、その指針を埋め込まなくてはならない。簡単にいえば、ジャンル決めか。当然、罠にかからないようにしなければ。
 一つ。要求するものを埋め込んだら、それに従った魅力を追求しなければならない。何故なら、その点を最も重視した読まれ方をするからだ。
 これがつまり、小説の「核」というものなのだろうか?


・イエスタデイをうたって vol.5/冬目 景
 近所の本屋に売ってなかった……。
 昨日、四巻を確認したところ、発売が三年近く前だった。
 冬目先生……。


・立ち読み
「夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦」の冒頭2ページのみを立ち読みした。
 ああ、これはきっと面白いわ。最初の一文からガツンとやられたわけではないけど、すぐに面白いことを書いてきた。物語の始まりとして面白い(これからどうなっていくのか?とかいう類のもの)というよりも、短文の面白さ。「こいつ、面白いこと考えているな」というもの。blog的というべきか? こういう始まりもアリだ。
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