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・平日にて
 先週「te'」と「world's end girlfriend」というバンドのライブに行ってきた(オープニングアクトは蓮沼執太チームというバンドだった)。ポストロックやエレクトロニカというジャンルに分類されるらしい。らしい、というだけで前田にはよく分からない。
 非常に良かった。蓮沼執太チームの時点で身体を動かせたし、前田の目的だったte'が凄くかっこよかった。
 特にドラム。本当に音の感触がある。
 以前行った「凛として時雨」のライブでも音の感触があったたのだが、今回のte'はそれに加えて速度まで感じられた。バスドラムが鳴った瞬間、自分の前面に音が当たって即座に後へ突き抜けていく感じがあったのだ。
 具体的にいうとこの速度とは、音で自分の服がはためいた、という現象になるかと思う。物理的な現象で語ればこれだけのことかも知れないが、やっぱり前田は「速度」と表現したい。個人の感動を物理現象のみで表現するのは味気ない。
 もちろんドラムだけでなく、全体の演奏・音も良かった。音の凄さにびっくりして思わず天井を見てしまったのも初めてだ。

 te'の後にトリのworld's end girlfriend(WEG)であった。
 前田の気になっているバンドではあったが、ネット上で「ライブはよくなかった」みたいな評価も見たことがあったので、te'が主目的ということでもあったので「どんなもんだろう」ぐらいの気持ちだったのだが……想像以上過ぎた。
 CD音源と比べて曲がもう別物に思えるくらい凄くなっていた。つまりリズム隊……というか、ドラムが。ベース不在(だったと思う)でドラム2人。この辺りは蓮沼執太チームも同じだったのだが、WEGの方が強烈な音だった。te'よりも。
 リズム隊の強烈な音とギターとEWI(だと思う)の綺麗なメロディを聴いていると、「world's end」と「girlfriend」という言葉はそれぞれの音に対応しているのだろうか、と思う。殴るみたいな低音に綺麗だったり荘厳だったりする高音を乗せているからだ。
 しかしその高音というのも色々で、曲によっては酷くノイジィだったり、あるいは段々とノイジィになっていったりする。前田にはその音が音楽なのかどうかも分からないが、world's end girlfriendという言葉から受ける印象にとても合っていると感じた。
 荒々しい部分と美しい部分が同時にあるというのはte'とのひとつの差である気がする。te'は1つの曲の"展開として"荒々しさと美しさを鳴らしていたように思える。つまり同時ではない。WEGは同時にそれを鳴らす。

リンク>te' official MySpace
リンク>world's end girlfriend official MySpace
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