忍者ブログ
[14] [13] [12] [11] [10] [9] [8] [7] [6] [5] [4]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・思考
 今日の前田は思考していないくさいので人間ではない模様。三日坊主という言葉が浮かんだ。

・創作
 本文書きの時期にあたっても、新作のプロットを考えなければと思う。
 コンディションはネガティブ。精神的な話。
 愚痴を「愚痴があるよ」で済ませられるのは、長所と見るべきか短所と見るべきか。

・読書(けっこうネタバレ)
「ピンポン/松本大洋」を最終巻の半分まで読んだ。
 ペコのおおまかなストーリィラインは「自分を強者だと思っている→強敵にボコボコにされ、挫折する→周囲の助けにより復帰→修業→かつて自分を負かした相手に勝利」。
 スマイルのおおまかなストーリィラインは「強者の影に隠れて、闘志がない→理解者からの影響で闘志を燃やす→強者となり、周囲からは孤立する」
 全部読んだわけではないが、大体、こんな感じだと思う。
 さて、何が面白いのだろうかと考えた場合、どうも前田はストーリィライン以外の部分に目が行ってしまう(ストーリィ自体はベタっぽいから、別にいいとは思うのだが……)。
 一番良かったのが、スマイルがチームメイトから孤立していく中で、唯一理解を示してくれる大木の存在だ。勝利を目指すスポーツ漫画(特訓と試合、競技に関する挫折と栄光を描いている)であるから、最高の価値観の一つは「勝利」である。
 スマイルはひたすらにこれを目指すが、ついていけない部員達はスマイルに反感を持つ。読者は部員達に(極端な二元論で言う)悪の印象を持ち、スマイルに善の印象を持つ。そんな中、悪であるはずの部員内に善であるスマイルに共感し、応援するものがいるというのは非常に気分の良いものではないだろうか。読者の「善を応援したい」という願いが、作中で叶えられるわけである。大木は初めの方でイヤなキャラだっただけに効果が大きそうだ(イヤな態度をとっていた理由も、スマイルを応援する理由に重なる。これがキャラ造形の一側面だろうか)。
「バガボンド/井上雄彦」でいうと、大木の位置はおつうと城太郎になる気がする。ただし武蔵の場合はもともと一人だ。この点が大きく違う(バガボンドは一人でも問題ないが、ピンポンの舞台は部活であり仲間も大切であるから、読者は孤立がまずいと感じる)。バガボンドの武蔵−おつうの関係は、ピンポンだと風間−佐久間の関係の方が近いか?

 今日のタイトルはスマイルが佐久間に言った台詞。キツいことをさらりと言ってしまえるキャラクタに魅力を感じるか反感を覚えるかは人それぞれか? 前田はスマイルのマシーンっぷりが結構好きである。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]